「株式投資ってやった方がいいのかな…」
そんなふうに思って、私も20代後半から投資を始めました。
最初は個別株に挑戦しましたが、正直うまくいかず、結果的に遠回りすることになりました。
この記事では、
・なぜ個別株で失敗したのか
・そこから何を学んだのか
・最終的にどんな投資スタイルに落ち着いたのか
を、実体験ベースでお伝えします。
これから投資を始める方や、同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。
個別株を始めた理由
私が個別株投資を始めたきっかけは、今思えばとても些細なことでした。
あるとき、会社の先輩が自社株を買っているという話を聞きました。
それまでの私は、「会社の株を自分で買う」という発想すらなく、正直かなり衝撃を受けました。
「そんなことができるんだ…」
と同時に、「それって儲かるのかな?」という興味が一気に湧いてきたのを覚えています。
そこから投資というものに興味を持ち、軽い気持ちで調べ始めました。
とはいえ、当時は知識もほとんどなく、「なんとなく面白そう」「ちょっとやってみたい」くらいの感覚でした。
そして何より大きかったのは、
「少しでいいから儲けてみたい」という気持ちです。
たとえ1万円でも、自分の判断でお金が増えたらきっと嬉しいだろう。
そんなシンプルな動機で、気軽に一歩を踏み出してしまいました。
また当時は、「投資=個別株を買うもの」というイメージが強くありました。
ニュースや周りの話を聞いても、投資といえば株の売買という印象しかなく、他の選択肢を深く考えることもありませんでした。
今振り返ると、かなり浅い理解のまま始めてしまったと思います。
ただ当時の自分にとっては、それが自然な流れであり、特に疑問を持つこともありませんでした。
うまくいかなかった理由
実際に個別株を始めてみると、思っていたようにはいきませんでした。
最初にやってしまったのは、いわゆる「なんとなく良さそう」で銘柄を選んでしまったことです。
ネットやニュースで話題になっている会社を見て、「これなら上がりそう」と根拠の薄いまま購入していました。
ただ、当然ながらそんな簡単にうまくいくはずもなく、買ったあとに株価が下がることも多くありました。
本来であれば冷静に判断して売るべきだったのですが、
「もう少し待てば戻るかもしれない」
「ここで売ったら損が確定してしまう」
そんな気持ちが強くなり、結局なかなか損切りができませんでした。
その結果、気づけば含み損がどんどん膨らんでいき、
画面を見るのも嫌になるような状態になっていました。
また、少し利益が出たときは逆にすぐ売ってしまい、
後から株価がさらに上がっているのを見て後悔することもありました。
今思えば、
「下がったら持ち続ける、上がったらすぐ売る」
という、典型的な失敗パターンをそのままやってしまっていたのだと思います。
当時はそれでも「次こそはうまくいくはず」と思って続けていましたが、
振り返ると、明確なルールもなく、感情に振り回されていただけでした。
失敗して気づいたこと
個別株での失敗を通して、いくつか大きな気づきがありました。
まず一番感じたのは、自分には短期的な売買は向いていなかったということです。
当時は「安く買って高く売る」というシンプルな考えで始めましたが、実際には株価の動きに一喜一憂してしまい、冷静な判断ができなくなっていました。
少し下がると不安になり、少し上がるとすぐに利益を確定したくなる――そんな状態では、安定して利益を出すのは難しいと痛感しました。
次に気づいたのは、明確なルールを持たずに投資していたことの危うさです。
どのタイミングで買うのか、どこで売るのか。
本来であれば事前に決めておくべきことを、その場の感情で判断していました。
いや違います。ルールを決めたこともありました。
でも実際にはそのルールに従えないんです。
その結果、損切りできずにズルズルと持ち続けたり、逆に早く売りすぎて後悔したりと、一貫性のない行動を繰り返していました。
そしてもう一つ大きかったのが、**「無理をしない投資の大切さ」**です。
当時は「少しでも早く増やしたい」という気持ちが強く、短期間で結果を出そうとしていました。
しかし、その焦りが判断を鈍らせ、結果的に遠回りしてしまったと感じています。
こうした経験を経て思ったのは、
「自分の性格に合った投資を選ぶことが何より大切だ」ということでした。
どれだけ理論的に正しくても、自分が続けられなければ意味がありません。
無理なく、感情に振り回されずに続けられる方法を選ぶことが、結果的に一番の近道だと気づきました。
こうした気づきから、私は投資のやり方を見直すことにしました。
投資信託に切り替えた理由
こうした失敗を経験したことで、私は投資のやり方を見直すようになりました。
その中でたどり着いたのが、投資信託という選択でした。
投資信託に切り替えた一番の理由は、日々の株価を気にしなくてよくなることです。
個別株をやっていた頃は、株価の上下が気になってしまい、つい何度も値動きを確認していました。
しかし投資信託にしてからは、短期的な値動きをそこまで気にする必要がなくなり、気持ちがかなり楽になりました。
また、簡単に分散投資ができる点も大きな魅力でした。
個別株で分散しようとすると、それなりの資金が必要になりますが、投資信託であれば少額からでも幅広い銘柄に投資することができます。
「1つの銘柄に依存しない」という安心感は、自分にとってとても大きいものでした。
さらに、以前に比べて信託報酬が低い投資信託が増えてきたことも後押しになりました。
長く続けるうえでコストは重要ですが、低コストの商品が選べる環境になっていたことで、「これなら無理なく続けられそうだ」と感じました。
そしてもう一つ、自分に合っていると感じたのが、
どんな相場の状況でも定期的に買付ができることです。
価格が上がっていても下がっていても、一定額を積み立てていくことで、購入タイミングに悩む必要がなくなりました。
これにより、個別株のときのように「今買うべきかどうか」と迷うことも減り、気持ちの面でもかなり安定しました。
こうして振り返ると、投資信託は
**「無理をせず、長く続けるための仕組み」**が整っていると感じています。
現在はこのスタイルで、ほったらかし投資を続けています。
今の投資スタイル
現在は、投資信託を中心にした「ほったらかし投資」を続けています。
具体的には、毎月一定額を積み立てるだけで、基本的には日々の値動きを気にすることはありません。
以前のように株価を頻繁にチェックすることもなくなり、投資に対するストレスはかなり減りました。
もちろん、まったく何も考えていないわけではなく、
定期的に資産の状況を確認したり、必要に応じて積立額を見直したりすることはあります。
ただ、それも年に数回程度で、普段はほとんど手をかけていない状態です。
このスタイルに変えてからは、
「上がった・下がった」に一喜一憂することがなくなり、気持ちにも余裕が生まれました。
また、投資を生活の一部として無理なく続けられている実感もあります。
個別株に挑戦していた頃は、どうしても短期的な結果を求めてしまいがちでしたが、
今は長期的にコツコツと積み上げていくことを重視しています。
遠回りはしましたが、ようやく自分に合った投資スタイルにたどり着けたと感じています。
まとめ
個別株に挑戦したことで、思うようにいかない経験も多くありましたが、
その分、自分に合った投資スタイルを見つけることができました。
最初からうまくいく人もいるかもしれませんが、
私のように遠回りすることで見えてくることもあると感じています。
大切なのは、無理をして続けられなくなることではなく、
自分に合った方法で、長く続けていくことだと思います。
もしこれから投資を始めようとしている方や、
同じように悩んでいる方がいれば、
一度「無理のない方法」を考えてみるのも一つの選択だと思います。
小さな一歩でも、続けていくことで見える景色は変わっていきます。
※本記事は個人の体験をもとにしています。投資は元本割れのリスクがありますので、最終的な判断はご自身でお願いいたします。